今年の高島秋講の講題は、「『親鸞聖人伝絵』考察」です。
『親鸞聖人伝絵』は、文章と絵とが一体となった絵巻物です。やがて、文章の方は『御伝鈔』、絵の方は「御絵伝」として、別々に流布するようになります。
もちろん、長光寺にも「御絵伝」が伝わっています。
4幅あり、現在でも報恩講の際には南余間に掛けています。
その箱書きには「元文五年三月廿七日」と読めます。元文5年は1740年に相当します。第17代眞如上人の頃です。長光寺は寛永年間(1624~1643)の創建とされていますので、創建後およそ100年に下されたということが分かります。また、この頃には既に「長光寺」という寺号を標していたようです。(長光寺は、当初は「惣道場」(ムラの念仏道場)と呼ばれていました。→「長光寺の創建は寛永年間」)
また、これからおよそ100年後の天保6(1835)年に本堂が焼失しますが、この「御絵伝」はその火災も生き延びたということになります。
なお、長光寺は当時、海津の西榮寺さんの下寺であったということも、箱書きから分かります。
今回、伝統的な物とは別のポスターを作成するに当たって、一番下の部分にハカマとして「御絵伝」の一部を入れています。



0 件のコメント:
コメントを投稿